イラン南西部、トルコとの国境に近いセネという町の特徴あるキリム。この地域は、カシュカイ族やクルド族など、ワイルドな織りのキリムが多いのですが、セネだけは趣が違っています。サファビー王朝が好んで使ったという六角形のメダリオンに、これまたペルシャじゅうたんを思わせる細かなアラベスク模様をちりばめて、およそ遊牧民のキリムとは違ったデザインになっているのです。（といっても、技術的には、平織りのキリムなのです）
このピースは、おそらく販売の目的で織られたものですが、３０年近く前のもので、て現代には見られない手の込んだ細かな仕事のものです。

イラン南西部、トルコとの国境に近いセネという町の特徴あるキリム。この地域は、カシュカイ族やクルド族など、ワイルドな織りのキリムが多いのですが、セネだけは趣が違っています。サファビー王朝が好んで使ったという六角形のメダリオンに、これまたペルシャじゅうたんを思わせる細かなアラベスク模様をちりばめて、およそ遊牧民のキリムとは違ったデザインになっているのです。（といっても、技術的には、平織りのキリムなのです）
このピースは、おそらく販売の目的で織られたものですが、３０年近く前のもので、て現代には見られない手の込んだ細かな仕事のものです。